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WebブラウザでPythonプログラムを作成!!JupyterNotebookの導入から使い方まで

プログラムを書く時にはコーディングや実行を行う環境が必要です。
今回はWebブラウザでコーディングから実行まで行うことができる、「JupyterNotebook」の導入と使い方を書いていきます。
読み方は「ジュピターノートブック」です。
JupyterNotebookはPython以外の言語でも使えます。

前提条件

今回はAnaconda環境で説明していきます。
使いたい仮想環境をアクティベートした状態で以下の設定を進めていってください。
何のこと?という方は以下の記事を見ながら設定をしてもらえればと思います。
programming-lab.hatenadiary.com

JupyterNotebookのインストール方法

AnacondaPromptを開いて以下のコマンドを実行します。

>conda install jupyter

いろいろ文字が出てきた後に

Proceed([y]/n)?

と表示されるので「y」を入力して、エンターを押してください。
するとインストールが開始されます。
エラーが出なければインストール成功です。

これでJupyterNotebookを使えるようになりました!

Pythonプログラムを置くフォルダに移動

AnacondaPromptはデフォルトでカレントディレクトリがユーザーフォルダになっているはずです。

カレントディレクトリは下の画像の場所で確認できます。
f:id:programming_lab:20210822095203p:plain
ここをPythonプログラムを置くフォルダに変更します。
これをしないとJupyterNotebookを開いたときにプログラムを作りたいフォルダに作れません。

まだフォルダがないという人は今から作りましょう。
場所はどこでもいいのですが、今回はわかりやすいようにCドライブ直下に作りました。
f:id:programming_lab:20210822095709p:plain

それではAnacondaPromptでこのフォルダまで移動しましょう。
以下のコマンドを実行してください

>cd C:\Python

これでカレントディレクトリが先ほど作ったPythonフォルダに変わったと思います。

JupyterNotebookを起動する

AnacondaPrompt上で以下のコマンドを実行してください

>jupyter notebook

すると以下のような画面が開きます。 f:id:programming_lab:20210822105652p:plain この画面には起動した際のカレントディレクトリのフォルダ内容が表示されます。
先ほど作成したフォルダは何も入っていないので、JupyterNotebook上でも何も表示されません。

Pythonファイルを作成

それではPythonファイルを作成しまししょう。
画像の赤で囲っている部分を順にクリックしてください。 f:id:programming_lab:20210822101729p:plain すると新しい画面が開きます。
f:id:programming_lab:20210822103919p:plain ここにPythonコードを書いていきます。

先ほど作ったPythonフォルダを見てみるとJupyterNotebookで作ったファイルが追加されています。
f:id:programming_lab:20210822102728p:plain 「Untitled.ipynb」というファイルが作ったPythonファイルです。
「.ipynb_checkpoints」はJupyterNotebookの状態を記憶しているファイルです。
セーブファイルのようなもので、今は気にしなくて大丈夫です。

Pythonファイルの名前はデフォルトで「Untitled」になっています。
変更する場合は画像の赤枠の場所をクリックすると変更することができます。
f:id:programming_lab:20210822102115p:plain

プログラムを書いてみる

作成したファイル上のグレーの四角い領域にプログラムを書いていきます。
f:id:programming_lab:20210822103919p:plain プログラムを書く領域をセルと呼び、プログラムを実行する単位となります。
セルは「Alt」+「Enter」または「Shift」+「Enter」で増やすことができます。
また不要なセルは選択した状態で、画面上部のはさみアイコンをクリックすると削除できます。
プログラムはセルごとに実行されるので途中経過を確認したりできます。

それではテストでPythonプログラムを書いてみましょう!
以下の画像のプログラムを書いてみてください。
f:id:programming_lab:20210822103922p:plain 書き終えたら「Shift」+「Enter」または上部のRunボタンを押してみましょう。
f:id:programming_lab:20210822103916p:plain すると1つ目のセルで計算した結果が出力されました!

JupyterNotebookを終了する

プログラムを書き終えて終了するときは、AnacondaPromptに戻り「Ctr」+「C」を押します。
少しするとJupyterNotebookが終了します。
Webブラウザに戻ってリロードすると、ページにアクセスできなくなっています。

再開するときは最初と同じようにコマンドを実行してください。

>jupyter notebook

まとめ

JupyterNotebookの一連の流れを見ていきました。
Pythonを使う場合よく使われる環境なので、知っておくと役立つと思います