データ型を理解しよう
前回で変数に数値を入れて使えるようになりました。
しかし、変数には数値以外のデータを入れることもできます。
今回はPythonで扱いえるデータの種類を見ていきましょう!
Pythonで扱えるデータ型
Pythonで扱える基本的なデータ種類には下のようなものがあります。
これらのデータの種類のことを「データ型」といいます。
データ型はtypeという関数を使うと知ることができます。
以下のコードを実行してみましょう。
>>> type(3) >>> type(3.14) >>> type("こんにちは") >>> type(True)
すると対応するデータ型の名前が表示されました。
intが整数、floatは浮動小数点、strは文字列、boolはブール値を表します。
それぞれの型の特徴
数値
int(整数)、float(浮動小数点)は数値を扱います。
これらは計算の途中でデータ型が変わることもあります。
以下のコードを実行してみてください。
>>> a = 8 >>> b = 3 >>> c = a + b >>> c >>> type(c) >>> c = a / b >>> c >>> type(c)
結果を見ると計算の途中でデータ型が変わっているのが分かります。
文字列
文字列は名前の通り「文字の列」を表します。
文字列を作成するときは、文字を「”(ダブルクォーテーション)」または
「’(シングルクォーテーション)」で囲みます。
>>> a = "Hello" >>> a >>> b = 'World' >>> b
また、文字列同士は「+」演算子でつなぎ合わせることができます。
>>> c = a + b >>> c
ブール値
ブール値はあまり耳にしない名前ですが、全然難しくはありません。
プログラムでは、何らかの条件をが成立したかどうかで処理を変えます。
条件:ユーザーが上キーを押された →キャラクターを前に進める 条件:アイコンがクリックされた →アプリを起動する
この「~された」という部分にブール型を使います。
上の例の場合、ユーザーが上キーを押していたらブール型の変数に「True」を入れます。
逆に押されていなかったら「False」が入れておきます。
そして条件を判定するときに、ブール型の変数の値を見て処理を変えていくわけです。
判定の方法などは後々解説していきます。
まとめ
データ型についてみていきました。
変数に入るデータにもいろんな種類があることが分かってもらえたかと思います。
難しく感じるかもですが、使っているうちに慣れてきますので大丈夫です!