Pythonプログラムの準備その②
前回インストールしたAnacondaを使って「仮想環境」というものを作っていきたいと思います。
なんだか難しそうですが大丈夫です!1行文字を入力するだけでできるので心配ありません!
仮想環境とは
「仮想環境」というのが何なのか、少し説明したいと思います。
まず「環境」とういのはプログラミングする場所の状態みたいなものです。
AnacondaをインストールするとBaseという名前の環境が1つ入っています。
そして環境には「ライブラリ」というものをインストールします。
「ライブラリ」は誰かが作ってくれた部品のようなもので、使うとプログラミングが楽になります。
しかし開発するものによって必要なライブラリは違います。
「じゃあ必要なもの全部入れればいいじゃん」と思うかもですが、そうはいきません。
必要ないライブラリまで入っているのはいろいろと都合が悪いのです。
(ややこしいので詳しくは説明しません)
じゃあどうするのかという、開発ごとに環境を分ければいいのです。
環境を複数作るときの一つ一つの環境のことを「仮想環境」と呼びます。
イメージとしては画像のような感じです。
仮想環境の作成
左下のスタートメニューで「anaconda」と検索してください。
すると「Anaconda Prompt (anacond3)」というアプリケーションが見つかるはずです。
これを開きます。
すると画像のような画面が出ます。(ユーザー名が出ているため一部を黒塗りしています)
ここで仮想環境を作ります。
次の文を入力してください。(コピペでいいです!)
conda create -n PythonGameEnv python=3.8
エンターキーを押すと、なんかいっぱい文字が出てきます。
そして「Proceed ([y]/n)?」という文字が出てくると思います。
これが出てきたら半角で「y」を打ってエンターキーを押します。
すると、インストールが開始されます。
しばらくすると完了し、画像のような画面になるはずです。
これで仮想環境作成完了です。
ね、簡単でしたでしょ?
ちなみに今作った環境の名前は「PythonGameEnv」です。
Pythonでゲームを作るための環境なのでこの名前にしました。
仮想環境を切り替える
仮想環境が作成できましたが、まだ仮想環境を使えません。
仮想環境を使うには環境を切り替えてあげないといけません。
有効な環境は同時に1つだけで、現状はBaseという名前の環境が有効になっています。
先ほど作成した仮想環境に切り替えるには以下の文を入力しエンターを押します。
conda activate PythonGameEnv
すると先頭に表示されていた文字が(Base)から(PythonGameEnv)に代わりました。
実は先頭に現在有効になっている環境の名前が表示されていました!
ちなみに環境はAnacondaPromptを閉じるとBaseに戻ります。
一度とじたときは再び
conda activate PythonGameEnv
を入力しましょう
今回はここまでです。お疲れさまでした!
次回で準備はすべて終わります。
あと少し頑張りましょう!