Pythonプログラムの書き方①
前回までで準備は整いました。
いよいよここからはプログラミングのスタートです!
まずはPythonのプログラムの書き方を説明します。
書き方は2種類あります。
1.対話モードを使用する
2.ファイルにプログラムを書いて実行
1はちょこっとしたことを試す時に、2は本格的にプログラムを組む時に使います。
本講座でもしばらくは1の方法を使って、後半からは2の方法でやっていきます。
2の方法は使うときに説明しますので、ここでは1の方法だけ説明します。
対話モードを使ってみよう
「対話モード」とは入力したコードをすぐに実行することができるモードです。
まず前回までと同じようにAnacondaPromptを開き、例のごとく環境を切り替えます。
conda activate PythonGameEnv
そして以下のコマンドを入力してください。
idle
すると画像のような画面が開きます。
これは「IDLE」というアプリケーションです。
対話モードではこの「IDLE」上でコードを入力していきます。
早速試しに書いてみましょう!
以下のコードを書いてエンターを押してください。
print("Hello World!")
注意点としては「""(ダブルクォーテーション)」の中以外はすべて半角文字で書いてください
これからもこれは変わらないので注意してください。
間違えて全角文字を使うとエラーになってしまいます。
正しく入力ができていると、一段下にHello World!と表示されたはずです。
print("Hello World!")というのは「Hello World!」という文字を表示するという文です。
Hello World!の部分を変えると、表示される文字が変わると思います。
これだけでは何の意味もない行為に思えるかもしれません。
しかし、今回は対話モードの説明なので詳しい解説はやめておきます。
IDLEを終了するときは、右上の×ボタンを押すと閉じることができます。
次回以降で実際にプログラムを書いていきたいと思います。
半角/全角の違いを理解しよう!
パソコンで文字を書いていると、同じ文字や数字でも、よく見ると形や大きさが違うことがあります。
これは「全角」と「半角」という文字の違いのせいです。
主に、全角は日本語を入れる時に、半角は英語を入れる時に使います。
この全角、半角の区別がプログラミングでは超重要です!
思わぬエラーにつながることが多々あるのでしっかり理解しておきましょう。
半角/全角の変え方
キーボードの左上辺りに「半角/全角」というボタンがあると思います。
これが「半角/全角」の切り替え用のボタンです。
現在どっちなのかは、パソコンの下の部分(タスクバー)の右側で分かります。
半角の場合は画像の赤線の部分が「A」になっています。
全角の場合は「あ」になっています。
プログラミングでは基本的に半角文字を使う
プログラムを組む時、すなわちコードを記述するときは基本的に半角文字を使います。
プログラムは文字列を除けば、「英語と数字とスペース」でできています。
ここで問題なのが、「英語と数字とスペース」には全角/半角の2種類存在します。
間違って全角で書いてしまうとエラーが出てしまうので注意が必要です。
画像はA・スペース・1の「半角/全角」の例です。
慣れると英語と数字はすぐ判別がつくようになります。
しかしスペースは曲者で透明なためうっかり見過ごしてしまう可能性があります。
まとめ
今回は「全角/半角」の違いをまとめました。
最初のうちは結構間違うことも多いので注意しましょう!
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Pythonプログラムの準備その③
前回作成した仮想環境に、ゲームを作るのに必要なライブラリのインストールを行います。
今回の内容はあっという間に終わります!
仮想環境の切り替え
前回同様にAnacondaPromptを開きます。
そして環境を前回作成した仮想環境に切り替えます。
切り替え方は下の文の入力でしたね。
conda activate PythonGameEnv
ちなみに、前回や今入力した文は「コマンド」と呼ばれていています。
コマンドを書いてエンターを押すことを「コマンドを実行する」といいます。
コマンドにはいろんな種類があり、それぞれに違った機能があります。
仮想環境を作ったり、ライブラリをインストールしたり、などなど...
ライブラリのインストール
それでは本題のライブラリをインストールします。
次のコマンドを実行してください。
pip install pygame
これでライブラリのインストールが完了しました。
あっという間でしたね。
今回インストールしたのは「PyGame」という名前のライブラリです。
これがPythonでゲームを作りをサポートしてくれるライブラリとなります。
ライブラリの機能を使うのはもう少し先になりますが、準備ということで先にインストールしました。
これですべての準備が整いました。
次回からいよいよプログラミングスタートです!
Pythonプログラムの準備その②
前回インストールしたAnacondaを使って「仮想環境」というものを作っていきたいと思います。
なんだか難しそうですが大丈夫です!1行文字を入力するだけでできるので心配ありません!
仮想環境とは
「仮想環境」というのが何なのか、少し説明したいと思います。
まず「環境」とういのはプログラミングする場所の状態みたいなものです。
AnacondaをインストールするとBaseという名前の環境が1つ入っています。
そして環境には「ライブラリ」というものをインストールします。
「ライブラリ」は誰かが作ってくれた部品のようなもので、使うとプログラミングが楽になります。
しかし開発するものによって必要なライブラリは違います。
「じゃあ必要なもの全部入れればいいじゃん」と思うかもですが、そうはいきません。
必要ないライブラリまで入っているのはいろいろと都合が悪いのです。
(ややこしいので詳しくは説明しません)
じゃあどうするのかという、開発ごとに環境を分ければいいのです。
環境を複数作るときの一つ一つの環境のことを「仮想環境」と呼びます。
イメージとしては画像のような感じです。
仮想環境の作成
左下のスタートメニューで「anaconda」と検索してください。
すると「Anaconda Prompt (anacond3)」というアプリケーションが見つかるはずです。
これを開きます。
すると画像のような画面が出ます。(ユーザー名が出ているため一部を黒塗りしています)
ここで仮想環境を作ります。
次の文を入力してください。(コピペでいいです!)
conda create -n PythonGameEnv python=3.8
エンターキーを押すと、なんかいっぱい文字が出てきます。
そして「Proceed ([y]/n)?」という文字が出てくると思います。
これが出てきたら半角で「y」を打ってエンターキーを押します。
すると、インストールが開始されます。
しばらくすると完了し、画像のような画面になるはずです。
これで仮想環境作成完了です。
ね、簡単でしたでしょ?
ちなみに今作った環境の名前は「PythonGameEnv」です。
Pythonでゲームを作るための環境なのでこの名前にしました。
仮想環境を切り替える
仮想環境が作成できましたが、まだ仮想環境を使えません。
仮想環境を使うには環境を切り替えてあげないといけません。
有効な環境は同時に1つだけで、現状はBaseという名前の環境が有効になっています。
先ほど作成した仮想環境に切り替えるには以下の文を入力しエンターを押します。
conda activate PythonGameEnv
すると先頭に表示されていた文字が(Base)から(PythonGameEnv)に代わりました。
実は先頭に現在有効になっている環境の名前が表示されていました!
ちなみに環境はAnacondaPromptを閉じるとBaseに戻ります。
一度とじたときは再び
conda activate PythonGameEnv
を入力しましょう
今回はここまでです。お疲れさまでした!
次回で準備はすべて終わります。
あと少し頑張りましょう!
Pythonプログラムの準備その①
Pythonプログラミングを始めるには、必要なもののダウンロードや設定などが必要です。
ここではAnacondaというサービスを使用して、必要なものをPC内にダウンロードしていきます。
準備編の注意点
準備編は手順もも多くよくわからないことが多々あると思います。
準備はプログラミング初心者にとって最初の壁といってもいいでしょう。
なのでとりあえずサイトの通りにやってみて、プログラミングできる状態を作っていきましょう。
無理に理解しようとすると、つまらなくなってしまう可能性が高いです。
プログラミングを続けていると難なく出来るようになる日が来るので大丈夫です!
Anacondaとは
先ほどAnacondaというものを使うといっていました。
これはPythonでプログラミングする環境を管理してくれたりするものです。
Pythonを勉強していると今後も目にする機会が多いと思います。
ですので今は詳しく分からなくてOKです!
Anacondaのインストーラーをダウンロード
それではAnacondaのインストーラーをダウンロードしていきます。
「インストーラー」とはそのままですが、インストールするためのソフトウェアです。
まずは下のサイトにアクセスしてください。
https://www.anaconda.com/products/individual
画像のような画面が開きま。
赤線のボタンを押すと、インストーラーがダウンロードされます。
ダウンロードしたファイルをクリックして実行してください。
すると画像のようなウィンドウが出現します。
ここからがAnacondaのインストール設定です。
ほとんどそのままの設定でNextを押してくだけの作業になるので気楽にいきましょう。
Anacondaインストール設定
画像でポンポンと手順を説明していきます!
まず先ほどの画面で「Next」をクリック。
規約の画面が出てくるので「I Agree」をクリック。
そのまま「Next」
次だけだけ注意です!
Anacondaをインストールする場所(フォルダ)の設定ですが、ここだけ変えます。
設定を変える前にAnacondaをインストールするためのフォルダを作ります。
エクスプローラーを開いて、「Windows(C:)」を開いてください。
ここに「右クリック」>「新規作成」からフォルダを作成します。
名前は「anaconda3」にしてください。(綴りミスがないようにコピーしてください)
画像のようなフォルダができればOK!
設定画面に戻ります。
画像の赤線の部分の文字を「C:\anaconda3」に変更します。
文字を間違えないように必ずコピーして貼り付けてくださいね。
全角文字を使うと「Next」を押せません。
(半角/全角の違いはこちらの記事で解説しています)
画像のようになるはずです。大丈夫そうなら「Next」をクリックしましょう。
そのまま「Install」をクリックします。
少し時間がかかりますが、インストールが完了したら「Next」をクリックしてください。
そのまま「Next」をクリック。
最後に「Fnish」ボタンをクリックします。
するとWebサイトが2つ開くと思います。
これはAnacondaの公式サイトです。
そっと閉じましょう。
これでAnacondaのインストールが完了です。
長かったですね、お疲れ様です!
もう少しだけ準備が続きますが頑張りましょう!
学習を開始する前に
この講座ではプログラミング初心者が、ゲーム作りを通して楽しくPythonを学習することができます。
準備からゲーム完成までを丁寧に解説します!
学習にあたっての心構え
これを見ている人はプログラミングの経験がないという人が多いと思います。
なので分からない、難しいと感じることもあるかと思います。
そういう時は無理に理解しようとしないでください。
とりあえず書いてある通りにやってみましょう。
動かしてみたら意外と理解できることもあります。
そして何よりプログラミングを楽しむことが一番大事なのです!
学習の前提知識
・PCの基本操作
・中学程度の簡単な数学(一応解説もしますのでご安心を)
以上です。
その他プログラミングの経験などはもちろん必要ありません!
PCはWindowsを基準に説明していきますが、Macでも動きます 。
学習スタート
次の項目からはいよいよ学習が開始します。
以上のことを踏まえたうえで楽しく学習していきましょう!